作者:倉本尚德 日期:2017-02-19 23:51:00
中国仏教黎明期における、地域社会の信仰活動の実態。国内外で注目される著者が、信仰の記録媒体ともいえる造像銘から忘れられた信仰の記録を読み解く。
作者简介
倉本尚德,1976年生まれ。東京大学文学部東洋史学専修課程卒。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。龍谷大学アジア仏教文化研究センター博士研究員を経て、現在、中央研究院歴史語言研究所助研究員。博士(文学)。(本データはこの書籍の刊行当時に掲載されていたものです。)
目录:
序論
第一部邑義造像銘の概要とその地域的特徴
第一章北朝邑義造像銘の概要と感応思想
第二章義邑の地域的特徴について
第三章北朝時代の関中における道仏二教の義邑について
第二部造像銘と仏教経典
第一章北朝時代の多仏名石刻――懺悔?称名信仰と関連して――
第二章北朝時代における方等懺と称名信仰――『大方等陀羅尼経』十二夢王石刻図像の新発見とその意義――
第三章北朝期における『菩薩瓔珞本業経』実践の一事例――陽阿故県村造像記について――
第四章『高王観世音経』の成立と観音像
第五章北朝?隋代造像銘に見る西方浄土信仰の変容――「観無量寿経」との関係を中心に――
第六章 『観世音十大願経』と「觀世音佛」
第七章 北朝?隋代造像銘に見る西方浄土信仰の変容――『観無量寿経』との関係を中心に――
結論
附録 別表A~N
書名?雑誌名略称一覧
参考文献一覧
初出一覧
あとがき
図版典拠
中文要旨
英文目次