作者：斎藤邦雄 日期：2017-02-23 09:48:49
汗と埃にまみれて、戦野を駆けまわること幾年月、その距離なんと一年で三千六百キロ。歩兵とは疲れるものなり…。下っぱ兵の身であれば、重い装備を山積みにして、泣く泣く進んだ強行軍。つのる思いは故郷のことばかり。足と根気だけがたよりの戦場ぐらしの日々を軽妙洒脱に描いた話題のイラスト?エッセイ。
作者简介
斎藤 邦雄
大正9年11月、群馬県藤岡市に生まれる。昭和16年3月、東宝在職中に召集により、高崎東部38部隊第1機関銃中隊に入隊。一期教育終了後の7月、北支「陣」部隊(河北省)へ転属。20年6月、部隊は満州へ移動し、関東軍の指揮下に入る。同年10月、シベリヤへ抑留となって、イルクーツク地区の四ヵ所のラーゲリを転々とする。23年7月、復員。東宝を退社してフリーとなり、「東京児童漫画会」に所属し、各児童雑誌に執筆する。40年、フジテレビエンタプライズに入社、TVアニメの制作を担当する。48年に退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)