作者:大山诚一郎 日期:2017-01-11 10:44:40
時は戦後まもなく。ある地方都市での出来事。占部製糸は紡績会社としては名の売れた企業だった。占部製糸では、双子がトップにつくと栄えるという歴史があり、社長は、かつて仲違いをした弟の双子の息子たちに会社を継がせた。しかし、その双子の兄弟は、あることから諍いを起こし、弟は家を出た。弟は東京で整形手術を受け、行方をくらませた。そして、その弟から兄への殺人予告が届く。社長である兄からボディーガードを依頼された川宮兄妹だったが、寝ずの番に就いたその夜に兄は殺されてしまった。弟が殺したのか……。容疑者にはアリバイがあり、捜査は遅々として進まない。そして、第二の殺人が起こった。
作者简介
大山 誠一郎 (オオヤマ セイイチロウ)
1971年埼玉県生まれ。京都大学在学中は推理小説研究会に所属。2002年犯人当てミステリー『彼女がペイシェンスを殺すはずがない』を発表し、話題になる。2004年『アルファベット?パズラーズ』(東京創元社)を上梓し、本格的に作家としてデビュー。翻訳も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)