作者:司馬遼太郎 日期:2017-02-16 20:30:07
同じ松山で生まれ育った正岡子規と、日露戦争で活躍した秋山兄弟。子規は病と闘いながら俳諧の革新に挑み、秋山兄弟はそれぞれ日本の騎兵、海軍の技術向上に尽力した。当時最強とうたわれたロシアのコサック騎兵を打ち破るべく、ひたすら仕事に打ち込む兄好古と、文学の世界に未練を残しながらも海軍に入隊し、海軍戦術を研究し続けた弟真之。2人のまじめな努力の成果は、歴史が証明している。誰もが立身出世を目指した時代に、彼らがどうやって自分の人生の意義を見出したのか。そんな視点から読んでみるのもおもしろい。
司馬遼太郎の大河小説の中でも、本書は特に評価が高く、ビジネスパーソンをはじめ、多くの人々に読まれている。改革の時代にこそひも解きたい、そんな1冊である。(土井英司)
作者简介
司马辽太郎【しば?りょうたろう】(1923~1996)原名福田定一,生于大阪。1943年毕业于大阪外语学院蒙语系,1946年入京都新日本新闻社,两年后任产经新闻社记者,同时发表作品。1961年开始专业作家的生活。司马的小说把历史上推动生产力向前发展的人物放在革新与守旧势力尖锐斗争的环境中,从各方面来歌颂他们的“励精图治”和“文治武功”。